2009年インドカオスひとり旅④

翌日

プシュカルへ向けしゅっぱ～つ

車に乗り込んでから、はたと思った。

私、なんもプシュカルについて知識がない。

なんで昨日の夜ガイドブックを開かなかったんじゃい

ジャイプールのホテルまでの運ちゃんがプシュカルで少し前に大きい祭りがあったってことと、なにやらここも巡礼の聖地だってこと。

しか知らない。

てか巡礼の聖地ってインドはどこもそうなのか？いっぱいありすぎ。

道はきれいな高速道路。脇は延々と牧草地が続く・・・・。

グリーンランドに癒される中、オヤジがずーっと話しかけてくる。

どーやら本気で日本人女性と結婚したいらしく（またその話かよ）どーやったら日本人を落とせるのか、とのこと。

いやー本気でわからないよね、そんなことさ。

「わかんない。あんまアグレッシブに口説いたらだめじゃん？」とか言ってると「君は日本人なのにわからないのか～？なんか君は日本人じゃないみたいだ！初めてみるタイプだ！」とか。

結構この話が延々続き・・・

寝たふりに突入・・・

するとここでタイヤがパンクする。

幸いオヤジは替えを持ってたので直して出発。

昨日の会話ではプシュカルまで近いよ～んという話でしたが、３時間かかりました！

と遠かった。

着いたときに「僕の友人にガイドを頼んでるんだけど」と言われ、何勝手に頼んでんじゃいと思いながらも、プシュカルの知識がないのでまぁいいかとオーケーする。Rs１００だったし。

着いて早々オヤジと昼飯。

庶民派食堂で必ずある、タリを食べます。

オヤジがなぜかおごってくれて

ガイドと回ることに。

巡礼シーズンでもあるらしく、インド人観光客もそして外人もたくさん小さな街にいっぱい。

まずは街の中心のお寺に連れてってもらうんだけど、すぐに終わってしまうほど小さい。

ガイドのオヤジが一生懸命説明してくれるんだけど、半分わからず。

続きまして、プシュカルといえばの、プシュカルレイクへ。

しかし

湖のくせに！雨季のくせに！みじめにも湖はカラカラ。

え～・・・・ここではカルマを浄化してくれる作用？があるらしく。

「へー」と説明を聞いてたら

あれよあれよと違うオヤジに引き渡され、カルマ浄化の儀式が始まってしまった！

「しまった！」と思った。

いや、絶対にボラれると思ったから。

値段聞く前に始まってしまって。

まぁでもドネーション（寄付）でいいであろう

と呑気に構えていたら

最後に

「じゃあRｓ６０００」

「は？ろろろろ、ろくせんるぴ～？！！！」

日本円で約1万2千円

ばっかじゃないの？！あんなヒンズー語を唱えてるだけなのに！！

「そんな大金もってないよ！」

「お金はどこ？ここに泊ってるんでしょ？」

「ちげーよ！ジャイプールだよ！」

「ドルでもいいよ？」

も～腹が立って腹が立って

しばらくムスっと無言でいると

オヤジはドネーションはプシュカル湖の為に使うんだーと写真を見せたり必死に説明

払いたくもなかったんだけど、儀式は行われてしまったし

逃れそうになかったので、Rｓ１００だけ渡す。

あ～あれには腹が立った。

ここの階段で突如始まるカルマ浄化にご注意を

終わってからオヤジが

「are you happy？」ってきくから「no I’m NOT!!」と思いっきり答えてやった。

その後どこへ行くのかと思ったら

最後の場所です。

とか言われ

え！プシュカル３か所？！！！

も～さっきの湖で腹が立ってた私は、も～いいわ！ってな感じで。

最後の場所、砂漠へ。

ジャイプールやプシュカルはラジャスタン州という州の中なんだけど、先へ行くにつれ、砂漠地帯になる場所。

砂漠へ行くっていうから、ザ・デザート！を期待してたら

え？？

砂漠じゃないじゃーん！！！

オヤジは、「一応砂漠だよ！もっと砂漠砂漠はジャイサルメールとか奥のほうだよ～」

と、ガイドのオヤジは去って行った。。。

なんだったんだ？プシュカル！！！

帰り道

機嫌が悪い私に

ドライバーのオヤジがしきりに例の「are you happy?」を聞くのにウンザリして

またも寝たふり

そしたら、またもパンク！

今度は替えのタイヤがなく、高速道路でもない田舎にポツン・・・

オヤジは通りすがったニーチャンのバイクに乗せてもらってタイヤを修理に。

私は車に取り残されました。

道路の両脇は本当に何もなくて

なのにどこからか、トコトコ男の子が来て、チョコくれーという。

物乞いを追っ払う「チャロ！（あっち行けの意味）」を言ってたのだけど、なかなかいなくならない。

暇だったから、その子と日本語⇔ヒンズー語で会話。

御絵描きをしたり、ケンケンパしたりして時間を過ごしたの。

車やバイクがたくさん通って、中には「どうしたの？」って声かけてくれる人がたくさんいたんだけど（そりゃそーだよね、あんなとこで車の中にはアジア人のネーチャンが一人）その度、私のボディガードのようにその子が追っ払って。

車の外へ出ちゃダメ！ってしきりに私を守ろうとしました。

1時間後オヤジが戻ってきて、男の子ともバイバイして、庶民派食堂に寄りオヤジにチャイをごちそうになる。

ジャイプールへ戻ったのは７時！！！

夜はオヤジが夜のジャイプールドライブに連れてってくれて

キレイだったし、込み込みの値段もスゲー安かったので本当にオヤジはいいヤツだったんすけど。

いやー・・・・

プシュカルの勉強をしなかった私が悪いのですが

楽しめなかったすねー

プシュカル。

ま、そんなこともあるかな！旅ですもん！

そんな日のホテルのレストランのご飯

スープ、チャパティ（ナンはレストランぐらいでしか出てこないのよ）オクラのカレー、コーラ！！

あ～シンプルな味に癒される～